GPS測位の悩み
最近の悩みに、時々スマートフォンがGPSの衛星を捕捉できないため、なかなかランニングを開始できないことがあります。寒空の下で、現在位置の測位をただ待つのは、もどかしいものです。
不思議なのは、良い条件と考えられるとき(最新のA-GPSデータをあらかじめ取得し、空が開けた場所で、晴れている)であっても、全く測位できないと思えば、逆に悪条件であっても即座に測位が完了することもあることです。
P7やP8liteでこの現象に悩まされていますが、これらの機種固有の問題かどうかはわかりません。
測位できない状態になってしまったときは、端末をリブートしたり、GPS利用設定をON→OFF→ONとすると、正常な状態に戻ることもあったように思えます。
このとき、GPSアプリ(GPS Status & Toolbox)のA-GPSデータをダウンロードしてエフェメリスを獲得する機能の効果はよくわかりませんでした。
なお、P8liteの測位後の位置精度は特に問題ないと思います。
この現象は外形的には、「開けた場所に立って、数時間スリープした端末のGPSがホットスタート(少なくともウォームスタート)することを期待したのに、なぜかコールドスタートになってしまう。そして端末をリブートするとホットorウォームスタートした」ようにも見えます。
他のGPSデバイス(iPhoneなど)がすぐに測位が終わるようなシチューションであっても測位が終わらない印象もあります。これはソフトウェア的な問題が原因になっているのかもしれませんし、GPSチップ製品の性能差もそれなりにあるようなので、結局のところ何が原因かはよくわかりませんでした。
GPSの位置情報提供はベストエフォート型サービスですから、性能を気にしすぎても仕方がない面はあるのかもしれません。しかし、少なくとも受信側はベストな状態に保ちたいので、これからも情報を集めたいと考えています。
アプリ利用時の影響
- Nike+ Running App (Andoroid)
- アクティビティが走行ペースモードで記録されてしまう。
- ランニング開始ボタンをタップされてからGPS捕捉が一定時間成功しないときは、走行ペース記録モードになるようです。
- 測位できなかった区間のデータは走行距離に加算されない仕様に見えます。
- Endomondo (Andoroid)
- 測位できなかった区間のデータは直線的に走行したとして走行距離に加算される仕様に見えます。このためNike+ Running Appよりも走行距離が長くなる傾向があるようです。
- MVNOとA-GPSについての詳しいスライド
- セルフ・エフェメリス(ソフト的にエフェメリスの有効時間を伸ばす技術)の紹介
手元にあったGPSロガー 上からGARMIN eTrex Venture、HOLUX M-241、PhotoTrackr DPL-900 |
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